リフォームの勘所

吊り戸棚をDIYでリフォームする際には、天井の強度に注意

天井の強度に注意吊り戸棚のリフォームをすると、新しい収納スペースを設けることができます。また、おしゃれな吊り戸棚を選択すると、インテリア要素をプラスすることにもなるでしょう。

そんな吊り戸棚のリフォームは、専門家に依頼する他に、DIYで行うことも不可能ではありません。吊り戸棚自体は市販されているため、色々なところで購入することができます。

さらに、他の家具をDIYで作るのと同じように、材料から自分で用意して、オリジナルの吊り戸棚を用意するという手もあります。

使用していくと落下してしまう恐れもあります 吊り戸棚のリフォームをする際に気を付けなければならないのは、取り付ける天井の強度です。吊り戸棚はビスや専用の固定具を使用して、天井に取り付けます。そして、吊り戸棚そのものと、収納するものを合わせれば、重さが数十キロになります。そのため、天井に強度がなければ、取り付けること自体が不可能でしょう。 また、取り付け直後は問題なくても、使用していくと落下してしまう恐れもあります。 天井に使用されている素材が経年劣化して、吊り戸棚の重さに耐えられなくなるパターンです。

一般的な住宅の天井は、あまり厚みのない構造であることがほとんどです。基本的には建物の構造を担う梁を渡らせて、そこに天井となる板を張り付ける形です。
天井の板が、金属によって吊られている場合もあります。さらに、梁と天井の内部を空洞にして、断熱材が入っていることも多いです。つまり、天井そのものはただのカバーであり、吊り戸棚を取り付けられるほどの強度がない可能性があります。

そもそも吊り戸棚は、天井に直に取り付けるのではなく、梁など構造を担う強い部分に固定するのが基本です。 したがって、DIYのリフォームで取り付けられるのは、天井のすぐ裏にその構造材がある場合に限られます。構造材がある部分を突き止められれば、吊り戸棚をしっかりと固定できるでしょう。 断熱材が埋め込まれていたり、天井自体が吊られていたりする場合、その奥にある構造材に接触しなければなりません。そのため、DIYでは非常に難しく、専門家に依頼した方が無難です。